2008年03月17日

共通ゴールおよび共通プラクティス

連続表現ではすべての共通ゴールおよび共通プラクティスが使用される。
目標としている能力レベルによって選択したプロセス領域にどの共通ゴールおよび共通プラクティスが適用されるかが決定される。

段階表現では、共通ゴール2および3だけが使用される。
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プロセス領域およびそれらが関連づけられた区分と成熟度レベル

プロセス領域区分成熟度レベル
原因分析と解決(CAR)支援5
構成管理(CM)支援2
決定分析と解決(DAR)支援3
統合プロジェクト管理+IPPD(IPM+IPPD)プロジェクト管理3
測定と分析(MA)支援2
組織改革と展開(OID)プロセス管理5
組織プロセス定義+IPPD(OPD+IPPD)プロセス管理3
組織プロセス重視(OPF)プロセス管理3
組織プロセス実績(OPP)プロセス管理4
組織トレーニング(OT)プロセス管理3
成果物統合(PI)エンジニアリング3
プロジェクトの監視と制御(PMC)プロジェクト管理2
プロジェクト計画策定(PP)プロジェクト管理2
プロセスと成果物の品質保証(PPQA)支援2
定量的プロジェクト管理(QPM)プロジェクト管理4
要件開発(RD)エンジニアリング3
要件管理(REQM)エンジニアリング2
リスク管理(RSKM)プロジェクト管理3
供給者合意管理(SAM)プロジェクト管理2
技術解(TS)エンジニアリング3
妥当性確認(VAL)エンジニアリング3
検証(VER)エンジニアリング3
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2008年02月26日

プロセス領域

プロセス領域は、2つの表現形式では見方が異なる。

連続表現
組織およびその事業目標に最も利益を与えるプロセス領域、または相互に関連するプロセス領域の集合を選択することによって、組織がプロセス改善運動の焦点を選ぶことを可能にする。

一旦プロセス領域を選択すると、それらのプロセス領域に関連付けられたプロセスをどこまで成熟させたいかを選択する。

ここで選択したプロセス領域を目標一覧表に記述する。
目標一覧表では、取り組む全てのプロセス領域と、それぞれに対して目標とする能力レベルを定義する。

目標一覧表

段階表現
段階表現は、成熟度レベル1から成熟度レベル5まであらかじめ決定された改善経路を提供する。

段階表現を利用する人たちを支援するために、プロセス領域は成熟度レベルによってグループ化され、各成熟度レベルを達成するために、どのプロセス領域を実装するべきかを示す。

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2008年02月20日

成熟度レベルを理解する その2

成熟度レベル4:定量的に管理された
「品質およびプロセスの実績の定量的目標」を確立。
プロセスの実績は、統計的技法およびその他の定量的技法を使用して制御され、定量的に予測可能である。
成熟度レベル5:最適化している
プロセス変動の共通原因を取り上げて、プロセスを変更することによって、プロセス実績を改善して、確立された定量的なプロセス改善目標を達成する。

※プロセス変動の共通原因
正常でありかつ期待される、プロセスの構成要素間の相互作用のために存在するプロセスの変動のこと。(『プロセス変動の特殊原因』参照)
※プロセス変動の特殊原因
一部の一時的な周囲の状況に固有で、プロセスに本来備わっている部分ではない欠陥の原因のこと。(『プロセス変動の共通原因』参照)
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2008年02月19日

成熟度レベルを理解する

成熟度レベル1:初期
プロセスは場当たり的で無秩序
成熟度レベル1の組織は、過剰なコミットメントを形成する傾向、危機的な状況下でのプロセスの放棄、およびその成功を反復できない。
成熟度レベル2:管理された
プロセスは方針に従って計画され実施される。
作業成果物およびサービスは、指定されたプロセス記述、標準、手順を満たす。
ただし、特定のプロジェクト毎に大きく異なる場合がある。
成熟度レベル3:定義された
プロセスは特性が十分に明確化され理解され、そして標準、手順、ツールおよび手法の中で記述されている。
成熟度レベル3の基盤となる「組織の標準プロセスの集合」が確立され、組織横断的に首尾一貫性が確立されている。
成熟度レベル2よりも厳格にプロセスが記述されている。
定義されたプロセスは、目的、入力、開始基準、活動、役割、尺度、検証ステップ、出力、および終了基準を明確に述べる。

※組織の標準のプロセスの集合
組織内のすべての活動を導くプロセス定義の集合のこと。
組織横断的にプロジェクトで実装される定義されたプロセスに取り入られる必要がある。
標準プロセスのよって、組織横断的に首尾一貫した開発活動と保守活動が可能になる。
標準プロセスは長期の安定と改善のために必須である。

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2008年02月14日

能力レベルを理解する その2

能力レベル4:定量的に管理された
定量された(能力レベル3)プロセスであり、統計的技法およびその他の定量的技法を用いて制御される。「品質およびプロセス実績の定量的目標」は、プロセスを管理する際の基準として確立され使用される。品質およびプロセス実績は、統計的な用語で理解され、プロセスのライフサイクル全般にわたって管理される。
能力レベル5:最適化している
定量的に管理された(能力レベル4)プロセスであり、プロセスに本来備わっている変動の共通原因の理解に基づいて改善される。
最適化しているプロセスは、斬新的および革新的な改善策の両方によって、プロセス実績の範囲を継続的に改善することに焦点を合わせている。
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2008年02月13日

能力レベルを理解する

能力レベル0:不完全な
実施されていない。または部分的に実施されているプロセス。
プロセス領域の一つ以上の固有ゴールが満たされていない。
このレベルに共通のゴールは存在しない。
能力レベル1:実施された
プロセス領域の固有ゴールを満たすプロセス。
実施されたプロセスは、作業成果物を作成するために必要な作業を支援し可能にする。
能力レベル1は、重要な改善策へとつながるが、それらが制度化されていない場合、時間の経過とともに失われてしまう可能性がある。
制度化(能力レベル2から5のCMMI共通のプラクティス)の適用が、改善策の維持を確実にすることを助ける。
能力レベル2:管理された
プロセスを支援するために存在する基本的なインフラストラクチャを持つ、実施された(能力レベル1)プロセスである。
方針に従って計画、実施され、制御された出力を作成するために必要十分な資源を持つ熟練した人員を利用し、直接の利害関係者を関与させ、監視され制御されかつレビューされ、そしてプロセス記述に対する忠実さが評価される。
能力レベル2で表されるようなプロセスの秩序は、重圧の掛かっている状況下で既存のプラクティスを確実に持続するために役立つ。
能力レベル3:定義された
定義されたプロセスは管理された(能力レベル2)プロセスであり、「組織の標準プロセスの集合」から組織のテーラリング指針に従ってテーラリングされたものである。
また、定義されたプロセスは、組織プロセス資産に対して、作業成果物、測定値、およびその他のプロセス改善情報を提供する。



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2008年02月12日

能力度レベルと成熟度レベル

能力度レベルは、連続表現に属し、個々のプロセス領域での組織のプロセス改善の達成度に適用される。
成熟度レベルは、段階表現に属し、複数のプロセス領域わたっての組織のプロセス改善の達成度に適用される。

レベル連続表現
能力レベル
段階表現
成熟度レベル
0不完全ななし(N/A)
1実施された初期
2管理された管理された
3定義された定義された
4定量的に管理された定量的に管理された
5最適化している最適化している
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2008年02月08日

表現形式を選定する


  • 連続表現
    • すでにプロセス改善の経験がある。
    • どのプロセスに改善が必要か、そして各プロセスをどれくらい成熟させたいか理解出来ている。
    • 早急に改善する必要があるプロセスがある。
  • 段階表現
    • プロセス改善の経験はない。
    • すでに段階表現の別のモデルを実施している。
    • 組織全体にまたがってプロセスを改善しようと考えている。

また、両方の表現形式を同時に利用しても問題ありません。
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2008年02月04日

連続表現と段階表現の比較

連続表現段階表現
組織の事業目標にもっとも合致し、組織の中でリスクのある領域軽減するように、改善の順序を選定することについて、明示的に自由を与える。事前に定義された、実績のある改善経路を組織が持つことを可能にする。
ここのプロセス領域で達成された能力の可能性が増すことを可能にする。各成熟度レベルによって特徴付けられる特定の能力を組織に提供するような、一連のプロセスに焦点を合わせる。
種々のプロセスの改善を異なる速度で実施することを認める。プロセス改善の結果を、簡単な形、すなわち単一の成熟度レベルの数値を要約する。
より新しいアプローチを反映する。投資収益率(ROI)との関係を実証するデータはまだ無い。比較的長期の歴史がある使用経験を土台とする。経験には、投資収益率(ROI)を実証する事例研究とデータが含まれる。
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2008年01月31日

表現形式を選ぶこと

連続表現
 組織は、種々のプロセスを異なる速度で改善することが出来る。
 組織の中で改善する必要のあるプロセスが分かっており、CMMIで述べられているプロセス領域間の依存関係を理解している場合にこれを選ぶと良い。

段階表現
 モデルに基づくプロセス改善を一度に一段階ずつ進める。
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2008年01月30日

IPPD追加分のグループ

IPPDは、顧客のニーズ、期待、及び要件を満たすために、成果物の全期間にわたって、直接の利害関係者とのタイムリーな協力作業を組織が達成することを支援するプラクティスが含まれる。

「開発のためのCMMI+IPPD」を選定した場合は、IPPD追加分を選定したことになる。


追記

統合成果物プロセス開発(integrated product and process development)
成果物開発を行うための系統的なアプローチであって、顧客のニーズをより満たすために、成果物ライフサイクル全般にわたって、直接の利害関係者とのタイムリな協力作業を達成すること。
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2008年01月29日

「開発のためのCMMI」の範囲

様々な業界に適用可能であり、製品とサービスの両方に適用される。
様々な業界とは、
・航空宇宙
・銀行
・コンピュータハードウェア
・ソフトウェア
・防衛
・自動車製造
・電気通信
・等々

「開発のためのCMMI」関連要素群の中のモデル群には、開発と保守で使用される、プロジェクト管理、プロセス管理、システムエンジニアリング、ハードウェアエンジニアリング、およびその他の支援といったプロセス群を扱うプラクティスが含まれる。

「開発のためのCMMI+IPPD」では、開発および保守の活動のための統合チーム群の利用も扱う。
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2008年01月28日

開発のためのCMMI

開発のためのCMMIは2つのモデルから成る。
・「開発のためのCMMI+IPPD」
・「開発のためのCMMI(IPPDなし)
両方のモデルは共通であるが、+IPPDは、IPPDを扱う追加のゴールとプラクティスが含まれている。


出典っとなった3つのモデル全てが、「開発のためのCMMI」に継承されている。
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2008年01月25日

CMMIの進化

能力成熟度モデルがいろいろな業界の多くの組織で有用であることが証明されたが、複数のモデルを同時に適用するには、一貫性が無く、トレーニング、評定、および改善活動の面でコストが掛かるという問題があった。


そこで、SEIは、以下の3つのモデルを統合しCMMIを作成した。
・「ソウフトウェア能力成熟度モデル(SW-CMM)」V2.0 草案 C[SEI 1997b]
・「システムエンジニアリング能力モデル(SECM)」[EIA 1998]5
・「統合成果物開発能力成熟度モデル(IPD-CMM)」V0.98[SEI 1997a]

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2008年01月24日

能力成熟度モデル

事業改善のための3つの重要な側面
・人
・手順と手法
・ツール
これらはプロセスによって結びついている。

ソフトウェアエンジニアリング研究所(SEI)は、
「システムや成果物の品質は、それを開発し保守するために用いられるプロセスの品質によって大きく影響される。」

というプロセス管理の前提を採用し、この前提を具体化するCMM群を定義した。

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